
京の香老舗「薫玉堂」のパッケージデザインを一昨年あたりから数点手掛けている。(soleildesignと共同開発、私がデザインプロデュースを担当)
このたび新製品が発表になったシリーズは写真右から仏前用の「明円」座敷用の「和」シリーズの最高峰「伽羅」(中央)左は同じく和シリーズのカジュアルパッケージ「万葉」
「明円」「和(やわらぎ)伽羅」はいづれも高級品だが、素材もそれだけ吟味されており、いわゆる「お線香」といった一般的なイメージからは遠い製品である。それだけに和のイメージを持ちながらも現代に通じるような製品デザイン、京都発信でいて世界に届くようなデザインでありたいと願ったのである。
薫玉堂は西本願寺の門前に位置する文禄三年(1594)創業の老舗である。他の製品のデザインも手掛けているので、また機会を改めてご紹介していきたい。