日頃群れるのがあまり得意でない私は、時には人の波に揉まれてみるのもよい機会かなと思ったりもしたのもひとつの理由。だからといって別に何があるというわけでもないのだが、たまにイベントの案内をいただく。
昨日は割合大きいイベントで、堀場製作所の堀場さん、オムロンの立石会長などもお見えになってお話をされるというので出向く。
堀場さんとはいくつかの講演会やパーティ、テレビの収録の現場などでご挨拶をしたことがあったのだが、(昨日は取り巻き多く近寄れず)オムロンの立石会長とははじめてお目に掛かった。私はながくお世話になっている阪神高速をはじめとする交通管制の世界でのことをかいつまんでお話し、お礼を申し上げることがようやく出来た。これは収穫。
その他たくさんの方々と名刺交換など。
京都などは狭い世界なので、誰がどう繋がっていくかはわからない。
おなじテーブルにペプシとアサヒの飲み物業界のグループがたまたまいらして、その時手持ちぶさただったので話しかけてみると、「京都市などの動き如何では景観対応の自動販売機の案件などで相談したいかも・・・」という話しになって、それはもう(都市景観と環境デザイン・まちづくりのわかるプロダクトグラフィックデザインの世界で)直球で私の守備範囲である。(こんなややこしい世界にまたがったデザイナーってそうはいないよと自賛)その機が熟せばよろしくとご挨拶をしその場を去る。これがよい契機になればよいのだが。
この京都商工会議所のたてものも、父富家宏泰の若いころの作品。外壁はスパンドレルで覆われてしまったが、内部はほぼ原形のままのモダニズム建築で、こういったふうに現役で使われていることが嬉しい。
短い宴から外に出てみるともう夕暮れて居たのだった。
